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Brief10 「細いウエスト」(2):立ち姿の決め手は「ねじり」
前のページに書いたように、肋骨のつくりについては手の打ちようがないのですが、それでも、腹部をふくめ、ウエストを細く見せる手は、ないわけではありません。
まず、基本時な問題として言えるのは、節制。
やはり(年をとればなおさら)、お腹のまわりはいちばん余分な肉のつくところです。私は幸い(?)、まるっきりの下戸なのでその心配はないのですが、「ビール腹」なんていうのは、もってのほかでしょう。
贅肉がないという前提で考えれば、腹部は、腹筋さえ使えば、サイズ的にはかなり細くできます。要するに、お腹を思い切り引っ込めればいいわけです。(男物のズボンでは、ウエスト73センチを履いている私も、ズボンよりハイウエストになるスカートでは、64センチが入ります。)
ただ、これは、気を抜くとすぐに元に戻ってしまいます。前ページで書いたウエストニッパーなどのウエスト矯正下着、あるいはボディスーツやハイウエストガードルなどは、単に締めつけるというだけでなく、この腹筋の緊張を意識しつづけるためにも効果があります。
しかし、もうひとつ重要なことは、この「お腹を引っ込める」という行為は、単に腹部を前後方向に「薄くする」というにすぎないということです。
女性の「細いウエスト」という記号は、お腹が引っ込んでいることよりも、むしろその横幅にこそ要点があります。お腹が出ている引っ込んでいるではなく、(前から見て)横幅が狭い、つまり「くびれている」ということでしょう。
これが、単にウエストのサイズだけでは計れない「女の記号」です。
ここで、前に書いた矯正下着類が効果を発揮します。しかし、その意味から考えると、男が女装する場合、ガードルやボディスーツより、ウエストニッパー(シンチャー)、あるいはコルセットのような、ウエストのまわり全体に――そしてそこだけに――力を加えるものの方がいいでしょう。
ガードルもボディスーツも、「お腹の出っ張りを抑える」効果の方が強く、横幅のことはあまり考慮されていないからです。
そしてもうひとつ、この前後の幅と横幅のちがいについて考えがおよべば、ウエストを「細く見せる」方法も思いつくでしょう。
腕のところでも書いたのと同じように、「細い側を見せてやればいい」わけです。
つまり、写真を撮るような場合、ウエストは前から見せないで、側面を見せる方が細く見えるわけです。
これは、ある意味、あたりまえの話ですが、女よりウエストの横幅の広い男の場合、より効果があるわけです。
写真を撮る場合、ウエストを横に向ける方がよい。
たとえカメラに正対するような場合でも、これを意識してください。つまり、上半身は真っ直ぐ前に向けていたとしても、下半身は(不自然にならない程度に)横方向に向け、ウエストあたりをねじるようにするのです。この「ねじる」行為によって、腹筋に力が入り、さらにお腹が出ることもふせげます。
ついでにいえば、この時の足の位置は、前に出している方はカメラに向かってほぼ真っ直ぐ向け、後ろの方は90°に近い角度で開いて前側の足のかかとにつけ「L」字形または「T」字形になるように置くか、あるいは後ろに引き気味にします。
さらにこれに、Brief3で述べたドナルドダックのような姿勢、つまり、肩を後ろに引き胸を張って、お尻も後ろに突き出すという姿勢を組み合わせたのが、最もオーソドックスな立ち姿での女装写真の撮り方です。
で、じつは‥‥
これは、ポートレート写真の世界では「モデル立ち」と呼ばれている姿勢だったりします。
つまり、もともとスタイルのよい女性モデルですら、写真を撮る時は意識的にこの姿勢をつくっているわけです。
男が女に見せようというのですから、なおさら、こんな姿勢を極端なくらい強調する必要があるということなのです。
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