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Brief8 「細い指」:手の横幅を見せるな! 関節は曲げるな!
「手の大きさ」も、やはり、女装する時の悩みの種です。
手を頬にそっと添えるような女らしいポーズで写真を撮ったつもりが、あとで見ると、ごつい手ばかりが目立って、とても女には見えない‥‥ということも、よくあるものです。
ただ、この「手」については、単純に「大きさ」の問題だと思ってしまうのは、まちがいでしょう。
たとえば学生時代や親しい友人たちとの会話で、「手の大きさ」が話題になり、お互いの手のひらを重ね合わせくらべ合った経験は、みんなあると思います。そんな時、たしかに、だいたいの場合は女性の方が手は小さいのですが、手のひらの端から中指の先までの長さということで言えば、女性の中にも、男並み、あるいは男より大きい人はざらにいます。でも、そんな人の手もやはり、「女の手」に見えるのです。このちがいはなんでしょう?
ひとつはもちろん「指の細さ」です。特に2つの関節や指の先が、男の場合は女より太く、ごつい感じがします。
そしてもうひとつ、意外に見落としがちなのは、「手のひら(裏から見れば手の甲)の横幅」です。男より女の方が、圧倒的に幅が狭い骨組をしています。男の場合はさらに、手のひらのいわゆる「丘」の部分に肉がついていることが多いので、よけいに幅広に見えます。
手を女らしく見せるには、要するに、その2つの「男の記号」を消し、「女の記号」として見せてやればいいわけです。
この写真を見てください。手前にある左手と奥にある右手では、明らかにちがうでしょう。左手の方は、カメラの近くだということもあり、意識的に手のポーズをとっています。それにくらべ、右手の方はあまり意識していないので、男の手であることが丸わかりです。
左手でやっていることは、先の2つの男の記号を消す試みです。
ひとつは手の横幅を見せないようにしていること。そしてもうひとつは、指を細く見せること。
「手の横幅」を見せないようにするには、2つの方法があります。
ひとつは、手の向きに注意し、手のひら、あるいは手の甲がカメラに正対しないようにするということです。手がベタに映らないように、角度をつけてやるわけですね。
もうひとつは、手のひらそのものをすぼめてしまうという方法です。
上の写真の左手は、その両方をやっていますし、この写真の場合は(角度をつけにくいポーズなので)、手のひらを思い切りすぼめています。
これで、少しは、女の手らしく見えるはずです。
「細い指」については、指そのものを細くすることはできないわけですから、けっきょく、いかに「細長く」見せるか、ということになるでしょう。
そのためには、指どうしをくっつけたりせずに少し離して指の隙間を強調してやるとか、あるいは、もっと簡単なのは「指の関節を曲げない」ということです。指を曲げず、指一本一本を逆にそらすくらいのつもりの方が指は細長く見えます。
芝居や踊りへのほめ言葉として、よく、「指先一本一本にまで神経がゆきとどいた」という形容が使われますが、男の肉体で「女の記号」を表現するには、本当に、そんな神経のゆきとどかせ方が必要だったりするのです。
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