【界】
「ン……っ」
界はおずおずと布越しに自分のものを撫でる。
まだ、かなりぎこちないな……。
【悠斗】
「界……
あれから、自分でやってみたことはあるか?」
【界】
「い、いえ……
そんなことは……」
答えつつも、界の手は撫でるのをやめない。
【悠斗】
「自分ではやってなかったんだ?」
【界】
「はい……ンっ……して……ません……」
【悠斗】
「そうか」
【界】
「はい……あっ……ふ、ふぅ……っ」
【悠斗】
「気持ちいい?」
【界】
「あの……んンっ……そ、それは……っ」
【悠斗】
「違うようには見えないけど?」
【界】
「あ……っ……で、でも……ボク……」
【悠斗】
「刺激に慣れるのが目的なんだぞ?
気持ちよくなかったら意味がない」
【界】
「は、はい……き、気持ち……いいです……」
【悠斗】
「うん……
それじゃ、慣れるためにも、もっと気持ちよく
なったほうがいいよな」
【界】
「え……?」